ごあいさつbk

社長の想い2
「この家、建て替えちゃえば?」と父に言った事がある。

建築の仕事に携わって数年が経過した頃、

私は某ハウスメーカーで営業の仕事をしていました。

ノルマもあり…当時、社員の協力体制が必要だとかで…

そんな気は無かったが…軽い気持ちで話をしてみた。

「まだ…しっかりしているから…」と寂しげに話す父の言葉が今でも心から消えません 。

父は元大工。地元で建築の仕事をしています 。

幼い頃、「お父さんはタバコを吸わないから、1日1箱吸ったとして…30日で数千円…

12ヶ月でここの土地を1坪買えるんだぞ」と話をされた事がある。

寝室にエアコンを付けた時には、電気代が高いからと…ほとんど使わずにいた事 。

毎日、お風呂を沸かす為に母親が結婚指輪が斧で変形するくらい頑張ってマキ割をしてくれた事。

幼少の頃の家に関する思い出は数え切れないくらい出てくる 。

思えば…両親が節約を重ね築き上げてくれた大切な住まい。

とんでもない事を言ってしまったと後で後悔しましたが、あの時の顔…一生忘れないと思います。

社宅に住んでいた時、父に何度か建築中の自宅に連れていってもらった事がある。

丁度お風呂の洗い場の床にコンクリートを打つ前の状態。

これを入れると暖かくなるんだよ…と得意げに話す職人さん。

何もわからず…ふ~ん…そうなんだ~…と、多分、答えていたんだと思いますが…

キラキラした目で話す職人さんの事ははっきりと覚えています。

借金をしながらやっと手に入れた一戸建て 。

あの時、父は どんな気持ちだったんだろうと思う。

 

ハウスメーカーを退社後
私は父のいる会社に入社させて頂き、現場でスコップを持ち汗を流して働きました。

会社名は 田中土木

まじめな会社で、官公庁や大手の下請けを行う会社。

年に2〜3棟、住宅も建てています。

昔は、大手の住宅メーカーの代理店をしていた時期があったみたいですが…

棟数のノルマがもの凄く厳しかったため、代理店はやめさせて頂いたみたいです。

父の親も大工…その親も、その前も…大工。

地元にある、お堂も父のお爺ちゃんが建てたものなんだと、たまに自慢される事があります。

そんな家系の中…私が大工さんじゃない事に少し負い目を感じる時が有ります。

 

ギャップ
お打ち合わせをさせて頂いている時、間取りの話で悩んでいました。

そんな時、同行してくれた父が一言。

ここを広げれば使いやすいですよ…と言って、赤鉛筆で廊下部分を図面より少し増やしたのです。

使い勝手は激変…お施主さまと私の悩みは一瞬で解消されました。

続け様に、坪いくら…と言うのは… 勝手にメーカーさんが話している事 。

私たちにとってはここが少し増えたからって40万も50万も値段は変わりません…

かえって施工性が良いので金額は変わらないと思います。

絶対、使いやすいですよ!!

ビビビー と全身に電気が走りました。

予算がいくらだから坪数はこの坪数を超えてはいけない…と言うメーカーの「設計ルール」に

どっぷり浸かっていた私の考え方に、もの凄いギャップを感じたからです。

 

人生の節目には

 

家族で迎える節句・入園・入学・結婚・etc

そこには必ず「家族」と「住まい」があります。

アルバムをめくると 家族と一緒に撮った写真が何枚もあります。

その写真の背景は うちの場合、いつも 玄関でした。

親・兄弟・そして子供たち…心の中に残せる大切な場所。

それが住まいなんだと私は思います。

 

新幹線の様なスピードで早くなる工期

その内容ではたして本当に良い住まいが出来るのか?

ある大工さんは言いました。

材料を持ったらすぐに取り付けられないと、工期に間に合わない

また別の大工さんは言いました。

木をよく見て 色が合わなかったり反っていたりしたら嫌だから、気をつけてます…

皆様はどちらの大工さんにお願いしますか?
こころを込めてつくった家だから、あの家は自分が造ったんだと子供に胸を張って言えるんです。

※工期の遅い事が良い事だとは思っておりません!!限度がある事を知って頂きたい。

 

証明

 

家族構成が変化するのに合わせて数年前に、自宅の大改装工事を行いました。

家半分が骨組みだけになった状態。

中に入ってみてびっくり。

ガッチリとした骨組みが大きな梁を支え、まだまだ大丈夫だよ~と聞こえてきそうな位、元気な柱。

父が興奮気味に…どうだ この家!!  凄いだろ!!と

私たちに言った時…父が話していた事が今になって証明された感じがしました。

いい家は いい!

父と母はいつも自宅の自慢をします。

築38年を過ぎてもです。

それは、想いを込めてつくった家だからです。

あなたの親も家に特別な想いを込めてつくったはずです。

だからこそ これから住まい造りを考える皆様は、

どんどん想いを募らせて家族に自慢できるイイ家を

真剣に考える必要があるのです。

逆にそれを考えないのであれば、住まいづくりの意味がなくなってしまうのです。

「自分の住まいを真剣に考える」
家族のため・後悔しない為…

私は、資金や間取りの前にその事を一番に知って頂きたい。

 

地域の工務店で建てる建物は安いのか?
ハウスメーカーとの打ち合わせ経験があって、なんでこんなに金額が違うんですか?

と言ってくれるお客様がよくいます。

答えは簡単。経費の違いです。

住宅展示場の出展費用がいくら位するのか?

掃除の大変そうな豪華な展示場の金額は?解体する費用は?

タダでもらえる豪華なカタログはいくら位で作れるのか?

TVのコマーシャルっていくら位かかるのか?

爽やか営業マンの給与やガソリン代は?

目玉が飛び出る位の金額になります。
そのお金は、当たり前のようにお施主様たちが支払うのです。

どうでしょう?いい住まいがつくれそうでしょうか?

ハウスメーカーに勤務する私の先輩設計士は、もの凄い設計を提案する力を持っています。

でも、以前の私と同じ…利益率が中心の設計ルールを打ち破れないで、くすぶっています。

もっといい家をつくりたい…と

本当にお施主様の為に使いやすい住まいをご提案できるのは、本当にいい素材を適材適所に使いこなせるのは、

地域で頑張る元気な工務店や大工さんたちです。

命をかけて組む住宅ローンの重大さと建物の価値をよく理解して下さい。

また、このホームページを見てくれたあなた、地域の建築屋さんたちの力を信じて下さい 。

きっとあなたの近くにも親身になって考えてくれるプロが絶対います。

 

自分たちに合った・自分らしい住まいを
金利のマジックに惑わされ…「低金利の今!!ビッグチャンスです!!」って

本当にチャンスなのでしょうか?

ローンを借りると…返さないといけません。

大きな負担になる住宅ローン。今の明るい家族のバランス・笑顔を奪う可能性が大いにあると思います。

月に一度 イオンに行ったり、外食したり、旅行に行ったり…etc

家族の楽しいイベントを削ぎ落とさないといい住まいはつくれないのでしょうか?

そんな事はありません。

住まいは、帰って寝るだけの箱じゃないんです!!

家族で笑ったり泣いたりしながら、 たまに贅沢したり…傷ついた床が思い出になったりする、夢の宝箱なんです。

出来るだけお借り入れを少なくする工夫を 一緒になって 考えていきましょう!!

金利の怖さ・住宅ローンの考え方など、全てご説明させて頂きます

こころ建築設計…?
以前はそのまま「田中土木」として仕事をさせて頂いていましたが、住宅の仕事をさせて頂くたびに、土木?

と言われるケースが増えてきたため、2010年に「こころ建築設計」として名前を改名 。

お客様の大切な住まいを「こころを込めてつくる会社」として

日々、精進しています。

 

お客様とのお約束
私達は、お客様が新しいお住まいをつくる上で、幾つかの約束をさせて頂いております。

・屋根のルーフィングが終わるまでシートで建物をくるむ事

・施工途中、お施主様が何時に来ても大丈夫なように整理整頓を徹底させて頂いております。

・その土地にずっと住むお客様のお住まいだからこそ、近隣の方々にも気を配ります。

お施主様が嫌だなと思った事、どんどん私にお話し下さい。必ず改善してやり遂げます。

現場はいつでも見学可能
誰に見ていただいても恥ずかしくない骨組みで、1棟1棟、

大切に仕上げさせて頂いております。

現場にはヘルメットとスリッパを随時装備。

落下防止など細かい配慮もご覧下さい。
しっかりとした基礎

構造体・そして職人さんの気遣い(木使い)

全てを知って下さい。